陶器の保温性をわかりやすく説明

保温性

陶土を主な原料として焼き上げた陶器は、湯呑みやマグカップ、丼などの食器や、インテリア、アクセサリーなどに使用されています。美濃焼や信楽焼などが有名です。

陶器の特徴として熱伝導率が低いことが挙げられます。わかりやすく説明すると、熱しにくく冷めにくい性質を持っています。ガラスのコップに熱湯を注いだ場合、熱くて持てませんが、陶器の場合だと熱くなるまで時間がかかるため持つことができます。その後も保温性が高いため、時間をかけてゆっくり飲むことができます。

湯たんぽでは熱湯を注いだとき、金属製品と比べて熱くなりにくいため、火傷のリスクを低減できます。また温度の高い状態を長く保つため重宝します。土鍋でも陶器の効果が発揮されます。熱くなりにくいため、長時間の煮込み料理などに向いています。火を止めた後も、温度が低下しにくいのでその間に味がよく染みていきます。

陶器の保温性を活かした使い方をすれば、生活の質は向上していきます。